ぴなこの体験談ニューヨークAA武者修行記

ニューヨークAA武者修行記(5)

― ソーバー4年、NYでミーティング100回 ―

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国際コンベンション、あっさり終わる…

さて、スタジアムでの最後のビッグミーティングが終わると、すぐさま撤収が始まりました。もう、わっとボランティアの仲間たちが会場の設営を片付けはじめ…そりゃそうですよね、スタジアムを借りるには相当額のお金がかかっているでしょうから、とっとと片付けないと、大変なことになるのでしょう。

それにしても、終わるとなると、ほんとに、「はい、終わり」って感じなんです。 ちょっと余談になるんですけれども、その後、私も、カナダ、アメリカと、北米大陸に3か月ぐらい滞在することになったのですが、この大陸の人たちって、なにかを終わりにするときとか人と別れたりするとき、あっさりしてるんですね。…と私は感じました。日本人のようにこう…未練を残しつつ、とか名残を惜しみつつ、といった風情がないというか。「どうもありがとうございました」「いえこちらこそお世話になりました」「また、いつか」「ええ、もちろんまたよろしくお願いしますね」…みたいな感じがなくて、すごくあっさりと終わりにするような印象を受けました。いえ、全然悪いとは思わないんですけれども、文化的な違いなんでしょうか。面白いなと思いました。

こうして国際コンベンションが終わり、日本のメンバーと会えましたので、食事に行こうということに。そのとき、日本の仲間のひとりが、「ローカルミーティングへ行きたい」と言い出し、「いいね、いいね」ということで。

今回の国際コンベンションでたくさんミーティングがあったんですが、地元の普通の、といいますか、普段通りに開いているミーティングに行ってみたいよっていうようなことなんです。でも、ミーティング会場がどこにあるのか分からない…ので、まだまだそこら辺にたくさん残っているAAメンバーを捕まえて「ローカルミーティング行きたいんだけどどうしたらいい?」と聞いたら、「コンベンションセンターに多分、ボランティアのメンバーが残っているだろうから、そこ行って聞いてみたらいいんじゃない?」ということでしたので、ロジャーズのスタジアムの方には戻りました。そうしましたら、もう、あらかた撤収したようで、ボランティアのメンバーっぽい人もみつかりません。

警備のお兄ちゃんに聞いてみたら、「もう誰もいないぜ」なんて言うんですよ。そうしたらちょうど、IDカードかなにかを忘れちゃったとかで、戻ってきたボランティアのメンバーが。その名はマイケル。メモにマイケルと書いてあります(笑)。マイケルが夜8時半からウェルカムグループというグループのミーティングがあると教えてくれました。

夜8時半から! 日本だと大体ミーティングって8時半で終わるものなので、ずいぶん遅くからやっているんだなあと思いました。とにかくそこに行こうじゃないかということになり、その前に日本の仲間と一緒に、ショッピングセンターの中にあったカジュアルな感じのレストランで、6人で食事をしました。会計は280ドルぐらいになりましたけど、先輩の年配のメンバーが奢ってくれて、ありがたかったです。そのメンバーでローカルミーティングに行きましたが、私はもう、疲れちゃって熟睡して、何も覚えていません。

メモにはMANOR ROADのGLEBE UNITED CHURCHと書いてありましたが、Googleマップで探しても見当たりませんでした。ChatGPTに聞いたところ「トロント周辺(Glebe Road)の Welcome Group というAAのグループは、日曜日の午後8時30分から定期的にミーティングを開催しています。住所は 20 Glebe Road East(Glebe‑St. James United Church の施設内、裏の駐車場から入って体育館で開催)で、トロント AA公式サイトでもリストに載っています」とのこと! 多分このミーティングだったのではないかと思います。大きな会場で200名くらいのメンバーがいたので、体育館だったと言われると、なるほど、と思います。マイケルと、日本の仲間のおかげで一緒にローカルミーティングに参加できました。それにしてもChatGPT、すごいですね。

仲間と別れ、トロントで1人になる

翌朝、日本からのツアーの仲間がホテルのロビーに集合し、そのままバスで空港へ出発してしまいました。ロビーには私1人。「さあ、これからどうしよう」ここから1人旅が始まります。

ロンリープラネットで調べて、Canadian Guesthouse & Backpackersというバックパッカー宿に電話をして予約をとった、とメモしてあるので、私、自分で電話したんでしょうか。地元のバスに乗って、Lawrence Westへ向かいました。バスに乗るときに、2ドル50セント払おうとしたのですが、小銭がありません。恐ろしく焦って2ドルはみつかったのですが、残りの50セントがなく、乗るのを諦めようとしました。そのとき、後ろにいたアメリカ人の美男美女のご夫婦が、50セント出してくれてことなきをえました。「ミサワで働いていたんだ」というようなことをおっしゃっていたので、そのよしみで、助けてくれたのかなと思いました。ありがたかったです!

乗り込んだバスでは、アナウンスがほとんどありませんでした。日本のように「次はどこ」みたいな話がないんで、間違えて降りて、また乗ったりとかしながら、ローレンス・ウエストで降りて、キング通りからウィドマー通りに入ったところにある宿にたどりつきました。まだチェックインできる時間ではなかったので、宿の最寄り駅、セント・アンドリュー駅前に出ていた屋台のホットドッグを食べました。飲み物はダイエットコーク。この宿にいる間、私は毎日、このホットドッグを食べることになるんですけど、何種類かあるなかで、3ドル50セントのジャーマンホットドッグが気に入りました。毎回頼んだので、何日かすると、ホットドッグ屋のお兄ちゃんからも、私が行くと「ジャーマンだね」とか言ってくれるようになりました。美味しかったです。宿はユースホテルの会員証で、ちょっと割引になって、1泊26ドルのところ、24ドルになりました。2泊分の料金と、デポジットで10ドル払いました。宿、ゲットです。

一人旅すごろく、ひとつ、進みました。

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