(今回のアル中本)
タイトル 西原理恵子×月乃光司のおサケについてのまじめな話
著者 西原理恵子、月乃光司
出版社 小学館
(ひとこと)
内容はタイトル通り。漫画家、西原理恵子さんとアルコール依存症当事者、月乃光司さんによる 「おサケについてのまじめな話」。
アルコール依存症についての、すばらしい啓蒙書。
「アルコホーリクス・アノニマス」とともに全国の図書館においてほしい1冊。
なにしろアルコール依存症の当事者と家族としての当事者の話なので説得力があるし、病気についても偏らずに正確に述べられている。 続編として、あと2つ書き足してほしいのが、アルコール依存症は「克服」できず、新しい生き方をして、生涯「一日断酒」「今日一日」で酒を止め続ける必要があること。AAでよく言われるところの「酒がとまっても病気」というやつ。あと、自助グループについてのお話をもう少し。
ま、続編は誰か当事者自身が書くべきだ。うーん、私が書きたいけれども。
・ スリップ防止度 ☆☆☆
・ 飲酒欲求発生度 ☆
・ 総合評価 ☆☆☆☆