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トロントとはいったん、お別れ 2005年7月11日
いよいよニューヨークに出発する日になりました。飛行機のチケットが成田、トロントの1年オープンになので、日本に戻るときにはまた、トロントに戻ってくることになります。
夜行バスに乗るまでは…やはりミーティングです!
宿からもST.Andrew駅からも近い会場で、ビックブックミーティングをやってました。最初は12、3人だったのが、次第に増えて20数名に。仕事の途中に寄った…という風情の人がかなり見受けられ、グループ名が「NOON RAP Group」ということなので「仕事の途中、お昼休みに抜け出して参加できるように」という思いでミーティングを開催しているのかもしれません。
ビックブックの輪読の順番が、私の隣の人のところまで回ってきました。私のところにまでくるのではないかとヒヤヒヤしました。よかったです。
このミーティング会場で、日本のAAにいる、アメリカ人のメンバーを知っているという方と出会いました。「◯◯っていうんだけど…」と名前を聞けば、なんと、同じ委員会で活動している東京の仲間! 「こんなところで!」とめちゃくちゃ嬉しく感じまた。なんでも、話しかけてくれたそのメンバーは、10年間日本で英語教えていたのだとか。
次のミーティングまでコーヒーショップをはしごしたり、イートンセンター(ショッピングモール)を回ったりして過ごしました。BOX-916に掲載してもらった、国際大会のコンベンションのレポートは、このとき、コーヒーショップで書き上げて、JSO宛に郵送しました。
そのときのレポートはこちら。
次のミーティング会場は、何回か参加したことがあるPrimary Purposeグループ開催のミーティング会場です。ちょうどこの日は、初めてここのミーティングに参加したときに、話しかけて電話番号を教えてくれた、六本木でモデルをしていたというフェザーの2年のバースデーでした。
小さいケーキにろうそくが立てられ、「ハッピーバースデー」を歌いました。日本だけはなくて、トロントでも歌うのか、と感心しました。
ミーティング終わると、夜9時過ぎ。ちょっと慌てたせいで、フェザーにお祝いの言葉、お別れの言葉もかけられないまま会場を離れることになり、残念でした。宿に戻って荷物を取り、タクシーでグレイハウンドの停留所まで行きました。旅のメモには「タクシー代 7ドルぐらい チップ2ドル」と書いてあります。
=======ミーティングの情報========
1つ目
<会場>St. Andrew’s Hall
<ミーティング種類>Big book Meeting
<グループ or ミーティング名>NOON RAP GROUP
<参加者>最初12、3名 → 20数名
<進行>黙祷 → 小さなお祈り → ビックブック朗読 → 司会者が指名した人がスピーチ → チェーンハンド(第7ステップの祈り)
2つ目
<会場>Christ Church Deer Park(1570 Yonge St) ※私の記録にはChrist Church とだけあります。
<グループ>Primary Purposeグループ
<ミーティング種類>DISCUSSION
<参加者>
<進行> 序文 → 12の伝統朗読 → スピーカー(女性) → 第7ステップのお祈り
=======今日のご飯(記録にあるものだけ)=======
・朝 宿のパンケーキ
・昼 ホットドック($3.50)
・夜
トロント発ニューヨーク行き グレイハウンドバスに乗る 2005年7月12日
バスは23時15分に出発しました。満席ではないけど、そこそこ乗客がいました。ウトウトしましたが、停車場に着くたびに、電気が煌々とつくので、なかなか眠れません。
夜中の1時半頃、急に他の乗客がバスを降り始めたので、私も降りました。ニューヨークに着いたのかなと思ったのですが、なにか、おかしい。到着ではなくて、アメリカとの国境に着いたんですね。入国審査です。
別のバスに乗り換えるので、全乗客が降ります。荷物もバスの中から出されて、外に並べられています。
イミグレーションの建物に入ると、右手と左手、それぞれの人差し指の指紋を取られました。ガラスの板の上に指を置いてスキャンするのですが、ガラスが汚れていて上手くいきません。どうするのかと思ったら、入国審査官がニベアのようなクリームを持ってきて、指につけろと言います。やってみてもやはりだめ。どちらかといえば事態は悪化しています。「ガラス板を拭けばいいのでは」と思ったのですが…。
「…アメリカ人、雑」
と思ってしまいました(笑)。
入国審査でいくつか簡単な質問に答え、入国税を払う段になって…。私は入国税というものがあるのを知らなかったので小銭の用意がありません。6ドル。…ない。カードもトラベラーズチェックも使えません。いざというときの虎の子の現金、100ドル札を出したところ「釣りがない」。
…このままだと入国できないかも、ピンチかも、と思っていたら、日本人の旅行者の方が「お貸ししましょうか?」と申し出てくれました。気が付かなかったのですが、同じバスに乗っていらしたのですね。こういうとき、日本人同士というのは、結構助け合うもので、ほんとうにありがたかったです。そうしているうち、さきほどの入国審査官が94ドル、なんとかかき集めた、という体の、くたくたの札を持ってきてくれました。少し前に「雑」と評しましたが(笑)、「親切(ちょっと雑だけど)」と評価が変わりました。
まあ、入国税というものがあると知らなかった私もいいかげんで。入国審査官の方、お手間とらせました。助けてくださろうとした日本のKさん、ありがとうございました。
アメリカ側のバスに乗り換え、午前3時に出発してから、やっと少し眠れました。11時バスは、にニューヨークのポート・オーソリティ・バスターミナル到着。コーヒーショップでチョコレートスコーンとコーヒーを頼んで一休みしました。
流れに任せて…というよりとっさの思いつきではありましたが、とうとうニューヨークにやってきました。
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