3月
デパートや トイレ以外に 用はなし
胸を突く 酒の記憶の 鮮やかさ
(弥生のごあいさつ)
確定申告のためにねじりはちまきで一年分の帳簿をつけたら、大いに慌てた。驚きの大減収。というかこれだけ収入が減っても別に困らなかったのも驚きだ。酒を飲んでいたころは、とにかくお金がなくなることが恐怖だった。貯金があっても使えなかった。飲み代がなくなるのが怖かったから。今は一日断酒のおかげでその怖れが消えた。どうせ生涯例会に通う身の上、仕事もずっと続けることにしよう。
(二〇二二年二月某日 春とは名のみ、元朝桜が咲く)
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