五十路(いそじ)過ぎ 旅の荷 小さくなりにけり
資源ごみ ついチェックする 酒の瓶
(卯月のごあいさつ)
研修旅行に参加した。四泊五日で参加者の年代はさまざま。年代により、荷物の大きさがはっきり分かれているのが面白かった。私たちおばさん組は小ぶりの旅行バックひとつ。若い娘さんたちはトランクで大荷物。中には化粧道具やら着替えやら・・・いや、エネルギーや夢、期待や自意識が詰まっているに違いない。年をとると、その辺は溶けて消えて軽くなってくる。若いって大変だけど、目にまぶしく美しい。
(二〇二十年三月某日 年をとる分だけ、断酒会で昇段できます)