1月

遠き未来 なくても 今日と明日ある 年の暮れ

すみませんねと ピッチャーで頼む ウーロン茶

(正月のごあいさつ)

今年は家族が増えた。その名は幸一(こういち)。駐車場の真ん中で四本の細い足を踏ん張って立ち、声の限りに鳴いていた。ひどい風邪をひいて目も開かない。数日内にはカラスのエサになるはずだった。この辺では、多くの野良の子猫がたどる道である。今は「幸一」と呼ばれると振り向き、家の中を駆け回っている。いくつもの偶然が重なったのだが、運命の不思議さをつくづくと感じる。ちなみに名前は、暴れるくらい元気になるよう、故人になったが、千葉県の有名な政治家からいただいた。

(二〇一七年十二月某日 すばらしき哉 この命)